競馬場での昼ご飯をどうするか? 理想は愛妻弁当なのだろうが、自分の場合は作ってくれる人もいない淋しい立場。料理はしないことはないけれど、自作して持参するのはさすがにちょっと面倒なので、結局はレースの合間にどこかの食堂に入って済ますというのがいつものパターン。各競馬場いろんな店があるのだが、気に入ったら同じ店で同じ物ばかり注文してしまうのが自分の傾向(世の男性が全般にそうと聞いたこともあるが)。ということで、各場のお気に入りご飯を挙げてみたい。
-京都競馬場-
ここはグランドスワン3Fにあるレストラン「白鳥」のカツカレーで文句なし。正直なかなかカロリーは高そうだが、ここでガッツリ食べて午後からの活力にしているといったところ。100円足して大盛りを注文すると、とんでもなく盛ってくれるというのも好感。いい歳なので、さすがに最近そこまではしないが…。ちょっと濃い目というか関東風に言うとしょっぱい感じもなくはないが、癖になる味と言える。消費税が上がったタイミングだったか、少し値上げしてしまったが、ぶれることなく食べ続けている。2カ月開催が開いただけに、先週は特に美味しく感じたなあ。
-阪神競馬場-
東ウイング(4コーナー寄り)1Fのフードプラザに手頃で良さげな店はあるのだが、記者席からだとやや遠い。で、よく足を運んでいるのは西ウイング2Fフードプラザにある「カレーショップ森久」。お気に入り度で言うと京都のよりはちょっと劣るが、ファストフード扱いなので値段はちょっと安い。あと、福神漬がセルフで好きなだけ入れられるのが、意外とお気に入りポイントなのかも。いつもコロッケカレーを頼む。最近、一軒リニューアルしてホルモン系みたいな店ができた。丼とかもあったので、次の開催で試してみようかとは思っている。
-中京競馬場-
夏が北海道になったので、もう2年弱行っていない。行ってた頃も6月の表開催だけだったのであまり知識がないが、ペガサススタンド2F「ウサ美」の、どて丼(という名前だったと思う)が美味しかったかと。きしめん、味噌系など、いわゆる名古屋メシが競馬場でも味わえるのは嬉しい。ただ、中京はスタンドが小さい割にお客さんがよく入るのでどこも混み合うのが難点。早い時間帯に行った方がいいかも。
-小倉競馬場-
ここも夏の出張先が変わってしまったので仕事では1年半以上行っていない。4月の1週目に有給休暇を取って、福岡へ遠征した際、朝にちょっと立ち寄って2レースだけ参加してきたが、食事までは取らず。ここは記者席に運んできてもらえる、業務用食堂のちゃんぽんが圧倒的に美味しい。昔は同じ店が一般スタンドにもあったのだが、今はなくなってしまった。2Fファストフードプラザ「立花」のうどんが美味しいと聞くが、食べたことないので何とも言えない。
-函館競馬場-
昨年初めて訪れた競馬場だが、結構ハイレベルかも。2Fにズラリと店が並んでいるが「あじさい」のラーメン各種、「はつね」のそば各種、「いちい」のカツ丼、どれも美味しい。中でもお気に入りはカツ丼か。仕上がりにバラつきがなくもないが、つゆダク気味のが当たると本当に美味しい。また、競馬場が比較的空いているので、何となくゆったりと食べられるのがいい。ただ、一カ所だけいつも大混みの店があり、それが車で販売されている函館名物のヤキトリ丼。これは結局食べられなかった。今年は何とかと考えているが。
-札幌競馬場-
函館と同様、昨年初参戦。リニューアル初年度ということもあり、どこも長蛇の列で何せ混んでいた。店で食べることはできず、記者席まで運んでもらえた売店の、ざんぎ丼ばかり頼んでいた。ざんぎ→鳥の唐揚げ。ボリュームが凄くてお腹いっぱいになる。やはり混んでるからなのか、いつもちょっと冷め気味だったが、それでも十分美味い。恐らく3F指定席エリアの売店だったと思うので、どなたでもとはいかないが、機会があれば是非。
-中山競馬場-
関西勤務なので仕事で行くことは皆無。有給休暇を取った1月にプライベートで訪れた。食べログでの評価が高かったので、1Fレストラン棟の「ど・みそ」で、みそらーめんを頂いた。しっかりした味で、競馬場ラーメンとしては十分の美味しさ。ただ、食べる時の台が妙に低かった気が…。
-東京競馬場-
中山と同じく仕事で行くことは、ほぼない。最後に訪れたのは震災の影響で南部杯が代替開催された2011年の秋。その日は関西では開催がなかったため、ラジオの解説で行くことに。午前などは時間的にも余裕があったのでいろいろ回れたが、馬場内にある「馬そば深大寺」の、とりそばはかなり美味しかった記憶が。関西人は関東の濃い色のダシを嫌う人が多いが、自分は大好き。おにぎりでも持参していけば、もうバッチリでしょう。また食べたいが、機会は極めて少なそう。
しかし、来客数が違うということもあるのだろうが、東の競馬場というのは食べ物系が本当に充実している印象。年々淋しくなっていく印象がある西の競馬場に通っていると羨ましい限りです。以上、ズラーッと書いてきましたが、いかがでしたでしょうか? 隈なく食べて回ったわけではないですし、自分は味のハードルが相当低いので保証はできませんが、競馬場へ行く際に参考にでもしていただければと思います。
栗東編集局 青木行雄
青木行雄(調教担当)
昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型
1993年入社。若い頃から、ほぼずっと坂路調教を担当。その分、調教班でありながら採時は苦手。2014年に初めて本格的に北海道に出張。これを機に時計にもちょっとは慣れたいものだが。予想のスタンスはデキ重視。ちょっと力が足りないような馬でも、攻めで動いていたら積極的に大きい印を打つ。ギャンブルは基本的に中央競馬のみ。以前は競艇も月刊誌を購読するほど好きだったが、最近は滅多に買わない。その分、かれこれ3~4年はやっていなかったパチンコが復活してしまった。AKBの台、恐るべし。スポーツ観戦は全般に好きな方だが、中でも野球とゴルフ(女子だけ)を特によく観ている。先日の初優勝で完全にブレイクしてしまったが、藤田光里選手にかなりハマッてしまった。