最初はかなり嫌だった昨年夏の北海道出張。仕事は最後までそれなりに大変だったが、食べ物は美味しく、人もどこか温かい。函館、札幌ともに街はとても好きになった。出張を終えた時に思ったことは、競馬シーズンの夏場は湿気も少なく過ごしやすいけど、真冬はどんな感じになるのだろう?ということ。それを体感すべく、有給休暇を利用して真冬の札幌ツアーを敢行することにした。
今回の旅行、土曜出発の3泊4日のプランだったのだが、天気予報を見ると出発日は低気圧が発達し、北海道は大荒れとのこと。航空会社のHPを見ても都合がつく方は便の変更をお願いしますと書かれており、急遽金曜の最終便で向かうことに。極寒、ドカ雪を想像していたものの、そこまでではなく無事、宿に到着。宿泊費が1日余計にかかることになってしまったが、関空から伊丹に変わったので電車賃は半額以下。ある程度は相殺できた。やはり滋賀から関空は遠いなあ…。
土、日曜を含んでいる今回の旅。休暇中とはいえ、やはり競馬は気になるもので、両日の日中はしっかりと競馬を楽しむことに。まず土曜。ここでは今まで行ったことのないWINS札幌を訪れてみることに。この仕事をしているとWINSに足を運ぶことは本当にないだけに、どんな雰囲気なのか非常に興味深かったが、混み具合としてはそこそこ。昔の競馬ブームの時のような、押し合いへしあいといった感じではない。ただ、場内にある椅子はすべて新聞などを置いて場所取りされており、ドッシリと腰を据えられる所がない。なので、思い切って1000円支払い、エクセルフロアというところへ。ただこれ、指定席というわけではなく、空いているソファーとテーブルのセットを見つけ(数は十分にある)、テーブルの隅に書かれている空席というところに、チケットの半券を置く(使用中と書いてある)というシステム。一人席もそこそこあって結構ゆったりと過ごせるし、外で買ってきた食べ物、飲み物(缶ビールとかも普通にOK)を持ち込めるので食事代も安く上げられる。個人的にはかなりお気に入りな、スペースになった。それが良かったのだろうか、馬券もプラス。大満足の1日となった。
翌日曜は昨年の9月以来となる札幌競馬場へ。近隣駅から出ている無料の送迎バスに乗って昼過ぎに到着。当然、夏とはまったく違う風景で、馬場もパドックも真っ白。大量の積雪で立ち入りできなくなっていた。できれば2階あたりから写真でも撮りたかったのだが、スタンドも1階部分の3分の2程度しか開放されておらず、夏の賑わいを体感していた身としては、ちょっと淋しい気持ちになった。ただ、場内の密集度こそ低いものの、やはりここでも空いている椅子がないのが不便に感じた。フードコートの立ち食いで使うテーブルを拠点にしていたが、長時間になってくると疲れてくるのが難点。気持ち的にも乗り切れなかったか、馬券もマイナス。昨日の勝ちを吐き出してしまった。ジックリと競馬を楽しむなら、間違いなくエクセルが一番のオススメです。
ということで、休暇中の競馬はトントン収支。いい感じに遊べたなというところだった。時間がタップリあったので、勿論、競馬以外の札幌も満喫してきましたが、競馬ブックのサイト上なので、ここでは書かないでおきましょう。ご想像にお任せします。今週からは再びダブル開催。ちょっと休み過ぎてしまった感があり体も重たくなっているので、仕事モードに切り替えられるかどうか、ハッキリ言って不安です…。
栗東編集局 青木行雄
青木行雄(調教担当)
昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型
1993年入社。若い頃から、ほぼずっと坂路調教を担当。その分、調教班でありながら採時は苦手。2014年に初めて本格的に北海道に出張。これを機に時計にもちょっとは慣れたいものだが。予想のスタンスはデキ重視。ちょっと力が足りないような馬でも、攻めで動いていたら積極的に大きい印を打つ。ギャンブルは基本的に中央競馬のみ。以前は競艇も月刊誌を購読するほど好きだったが、ボートレースという呼称に統一されてから、やや興味が薄れる。スポーツ観戦は全般に好きな方だが、中でも野球(千葉ロッテファン)と女子ゴルフがお気に入り。