トレセン通信、本年の大締めに16年のJRAを振り返ってみることにしてみます。

【1月】
武豊騎手JRA通算3800勝
【3月】
見習騎手の負担重量の減量期間を延長
16年ぶり、JRA女性ジョッキーが誕生――藤田菜七子騎手
ドゥラメンテ首位タイに――ロンジンワールドベストホースランキング
ディープインパクト産駒、スプリングSで7週連続JRA重賞V
【4月】
北沢伸也騎手JRA障害通算1000回騎乗
【5月】
和田竜二騎手JRA通算1000勝
熊沢重文騎手JRA通算1000勝
【6月】
エイシンヒカリ129で単独首位に――ロンジンワールドベストホースランキング
ラニが米三冠レースにフル参戦
【8月】
WIN5で史上最高配当4億2012万7890円
【9月】
武豊騎手JRA史上初の通算2万回騎乗
横山典弘騎手、新潟記念でJRA全10場重賞制覇
川田将雅騎手JRA通算1000勝
橋口弘次郎元調教師が顕彰者に
JCなどGⅠ7勝の女傑ジェンティルドンナが32頭目の顕彰馬に
武豊騎手JRA、地方、海外通算で4000勝――JRA所属で初
【10月】
日本国内で、海外馬券の発売スタート――凱旋門賞の売り上げは41億8599万5100円
内田博幸騎手JRA通算1000勝
ノーザンファーム、秋華賞で生産牧場最多のJRA年間重賞38勝を記録
【11月】
門別で16歳牝馬が出走――サラ系最高年齢出走記録更新
五十嵐雄祐騎手JRA通算障害競走年間100回騎乗
ノーザンファーム、マイルチャンピオンシップでJRAGⅠ通算100勝
【12月】
池添謙一騎手JRA通算1000勝
堀宣行調教師、香港カップ、ヴァーズを制す
藤沢和雄調教師、2歳の牡牝のGⅠ制す
有馬記念の賞金を更に増額、2億5000万→3億円に
小牧太騎手JRA通算1万回騎乗

◆日本馬の海外勝利
【3月】
ラニ UAEダービー(GⅡ)
リアルスティール ドバイターフ(GⅠ)
【5月】
モーリス チャンピオンズマイル(GⅠ)
エイシンヒカリ イスパーン賞(GⅠ)
【9月】
マカヒキ ニエル賞(GⅡ)
クリソライト コリアカップ(韓国GⅠ)
【11月】
ヌーヴォレコルト レッドカーペットハンデキャップ(GⅢ)
【12月】
サトノクラウン 香港ヴァーズ(GⅠ)
モーリス 香港カップ(GⅠ)

 一番のトピックはやはり国内の海外馬券発売でしょうか。凱旋門賞から香港国際競走までの都合7レースで95億1003万6500円だったそうです。記録では武豊騎手3800勝、1000勝の区切りは和田竜、熊沢、川田、内田博、池添の5騎手。あとは菜七子フィーバーも16年のJRAの大きな話題でしたね。個人的には「障害競走(中山大障害)が初めてWIN5の対象レースに」も大ニュースです。来年もいい年になりますように!

栗東編集局 山田理子

山田理子(調教・編集担当)
昭和46年6月22日生 愛知県出身 B型
水、木曜のトレセンではCWをお手伝いしながら障害コース、Bコースを採時。日曜は隔週で坂路小屋へ。調教時間が何より楽しく、予想で最重要視するのは数字よりも生身の馬の比較。人気薄の狙い馬、危ない人気馬を常に探している。09年より関西障害本紙を担当。週刊誌では15年より新たに「注目新馬紹介」のまとめ役を引き継ぎ、新馬の観察に一層力が入っている。