重賞回顧メモ 9月26日 マリーンカップ

今週の南関東は23日~27日までの船橋開催。
前日の日本テレビ盃に続いて、26日にはマリーンカップがありました。

マリーンカップは今年から〝3歳牝馬〟に条件変更されたダートグレード競走。

6頭立てと少頭数でしたが、人気のアンモシエラとアンデスビエントが並んで飛ばす展開で、縦長になった道中は入れ替わりのある混戦レースになりました。
さすがに前半2頭が競ってペース上がったせいか、後方にいたテンカジョウが直線末脚を炸裂させて迫り戴冠。
展開の利もありましたね。

鞍上は国分優作騎手。
「能力があることは分かっていました。初のナイターや左回りだけが心配でしたが、良い走りでした。ゲートが遅いので、ファンはヒヤヒヤしているだろうなと思いながらでした良いリズムで、1コーナーではハミの取り方が良かった。あとは大事に乗って、しっかり脚を使ってくれました。まだこれから先もっと良くなると思っています」と表彰式のマイクに答えました。

「前がやり合う展開になったのもよかったと思います。まだ5戦のキャリアですが、距離は長くてもこなせるし輸送にも動じない。国分騎手がこの馬のことはよくわかっていますし権利を取ったJBCに向かおうと思います」と岡田稲男調教師。

2着はクラヴィコード。
「左回りもナイターも初めて。周りを気にして取りたい位置が取れなかった。砂を少し気にしていたので外を回ったけど、それでも2着は力はある。これからも楽しみ」と笹川翼騎手。

3着には船橋のザオ。
「せっかく出て行けたので積極的な競馬をしました。前2頭が失速気味に見えたので、仕掛けは気持ち早かったけど力を出し切ってくれました」と吉原寛人騎手

4着が1番人気のアンモシエラ。
東京ダービー3着の実力馬ですから今回は予想外の競り合う展開の影響でしょうか。
「出たなりということでジョッキーにお任せしていました。やはり休み明けという感じ。これでさらに良くなってくれれば良いですね。今後はJBCレディスクラシックにエントリーしようと思っています」と松永幹夫調教師。

5着は大井のフォルトリアン。
「微妙に距離も長いのかな。もうちょっと短い方が良さが生きるかもしれない。1600mくらいがいい」と矢野貴之騎手。

3コーナーで失速してしまったアンデスビエントは大差のしんがり負けとなりました。
「相手に楽をさせないようにと行きましたが、手応えの良かった道中から3コーナーで一杯になってしまって・・」と苦い結果に田口貫太騎手。

関東オークスの覇者であり、フランス修行で腕を磨いてきたばかりの田口騎手だけに改めて期待したいですね。

それにしても6頭立ては寂しかったなあ。