南関東ではダートグレード競走が続きます

今日、浦和で行われるテレ玉杯オーバルスプリントから10月上旬まで南関東ではダートグレード競走が続きます。
以下のように登録馬が発表になっています。

■9月25日 日本テレビ盃
https://www.f-keiba.com/images/info/2024090901/inf_2024090901_02.pdf?ver=02

■9月26日 マリーンカップ
https://www.f-keiba.com/images/info/2024090902/inf_2024090902_01.pdf?ver=02

■10月1日 レディスプレリュード
https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2024/1001_ladiesprelude/racecard.html

■10月2日 ジャパンダートクラシック
https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2024/1002_japandirtclassic/racecard.html

■10月3日 東京盃
https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2024/1003_tokyohai/racecard.html

先週の大井では2歳のゴールドジュニア、短距離のアフター5スター賞、長丁場の東京記念と実施されて、アフター5スター賞は東京盃の、東京記念はJBCの指定競走などダートグレード競走の前哨戦の意味合いがあるレースが続きました。

 

10日のゴールドジュニアはハイセイコー記念のトライアル重賞。
2着までにハイセイコー記念の優先出走権が与えられます。

優勝したのはランベリー。
デビュー戦では外ラチまで逸走して再調教試験を受けることになった前科?のあるオテンバ娘ですが、その再調教試験で単走ながら破格の好タイムを出したのですから素質は高い。
あとは気性面とどう向き合っていくか、陣営は420キロ台の小さな体を考えて軽めの時計で調整を重ね、初めてビシッと追ったのが今回でした。
馬群を捌いて抜け出してくるとゴール前の競り合いを制しました。
赤嶺調教師も「こんなに勝負根性があったとは驚いたよ」とコメント。
年末の東京2歳優駿牝馬を目標にして、その間に使う1回はハイセイコー記念になるだろうとのことでした。

圧倒的1番人気だったラブミーメアリー6着。
先日旅だった同じオーナーを持つ先輩の名のレース、笠松のラブミーチャン記念へ向かう予定です。

残念なのは権利を獲った2着のオーシンレーベンの骨折が判明。
キャリア1戦馬とは思えない力強いレースをしていただけに春までに復帰できることを願うばかりです。

翌11日には1200mのアフター5スター賞がありました。
東京盃の前哨戦になる注目の一戦を勝ったのはエンテレケイア。
3歳で中央からの移籍して以来、重賞でも惜しいレースが続いていたものの、前走の習志野きらっとスプリントでようやく初タイトル。
こういうのを〝本格化した〟というのでしょうか。
「6歳でこんなに強くなる馬は珍しい」と小久保調教師。
次走はもちろん東京盃に向かいます。

人気の一角だったジゼルは7着。
「年を重ねてきて1200mではなく、マイルくらいでも良いかもしれない」と森泰斗騎手はレース後話していました。

 

重賞3連戦のラストは東京記念。
直線半ばで4頭が横に並ぶ混戦から抜け出したのはナッジ。
門別で重賞を勝ってNARグランプリ2歳最優秀牡馬に輝き、鳴り物入りで大井に移籍したのですが、気性面の課題もあって思うような結果が出せずにいました。
ついに!という感じで3年ぶりの重賞タイトル。
調教データを分析しながら調整を重ねてきた陣営の努力が実った瞬間でもありました。獣医師からも心肺機能が強化しているお墨付きが出て距離を延ばしたことが功を奏することに。
今後は長距離路線を行くため、この後休養を挟んで金盃を目指すそうです。

1番人気に推されていた南関東再転入ラッキードリームは逃げ馬をピタリとマークしていましたが直線脚いろが鈍りました。
「大井の直線が長く感じて手応えが一杯になっていました。小回りを使っていたからでしょうか」と笹川騎手はコメントしていました。