函館での仕事の段取りばかり考えていて、このコラムの当番であることをすっかり忘れていた。
函館行きの飛行機の中で思い出したのだが、書いているのは火曜日の夜。地獄のような函館の水曜追い切りを目前に控えた火曜日の夜である。
月曜日丸一日と、火曜日の日中を無駄にしたわけで、我ながら腰の重さに驚くばかりです。
当番週の随分前から原稿を仕上げている赤塚TMを見習いたいと思います。
さて、せっかく函館の開幕週にコラムの担当になったので、私なりに当地の紹介でもしたいと思います。
2017年に初めて出張に来てから今年で6年目。もはや地元に帰ってきたような安心感があります。というか、1年のうち岐阜の実家に帰っている期間よりも函館にいる方が長いんですよね……。
依然として新型コロナウイルスの感染者は出ているわけですが、過去2年と比べると大幅に入場規制等緩和され、旅行にも行きやすい状況かと思うので、是非函館に遊びにきてもらいたいと思います。
競馬場
中央の競馬場では福島以外全部行きましたが、場内の雰囲気はダントツで一番だと思います。来場している皆さんが競馬を楽しんでいるというか、とにかく雰囲気がいいんですよね~。
スタンドからの景観が素晴らしい。海が見える唯一の競馬場で函館山も綺麗に見えます。曇りが多い点が難点ですが、晴れの日に当たったあなたは幸運です。
今年はグルメイベントの「馬船」が3年ぶりに復活するので、開催日もにぎやかになると思います。
7月13日(水)には函館記念の公開調教イベントも予定されています。
旅行で来られる方も地元も方も楽しめると思います。
飲食店
函館といえばやはり海鮮でしょう。コロナ社会になってからは外食もめっきり減りましたが、以前は居酒屋巡りが楽しみでした。
私ではないのですが、函館で1人で6軒ハシゴ酒したというつわものTMもいて……。
1、回転寿司函太郎
函館の回転寿司といったらここでしょう。観光客も多いので多少値段は高くなりますが、まぁ普通においしいです。
宇賀浦にある本店は海岸のすぐそばという立地で、海を見ながら食事できます。函館駅から頑張れば歩ける距離にありますが、バスかタクシーを利用した方がいいかと思います。
2、根ぼっけ
函館駅エリアにある居酒屋で、店名通り「ほっけ」の専門店です。根ぼっけというのはほっけの種類ではなく、本来回遊するはずの真ほっけが居付いて、根魚化したものだそうです。
ほっけといえば開きの印象しかなかった私ですが、ここで初めて食べたほっけの刺身は衝撃的なおいしさでした。刺身は産地でしか食べられないそうです。
勿論ほっけの開きも大きくて絶品です。
3、四季料理みしな
函館のもうひとつの繁華街、五稜郭エリアにある居酒屋さん。
出てくる料理がすべてハイクオリティ。そして何といっても日本酒の品揃えが凄い。仕入れ次第でいろんなお酒が呑めるので楽しいです。
ツイッターをされているので、チェックしてみてください。
https://twitter.com/mishinahakodate
5、手打ちそば いしくら
函館競馬場近くの蕎麦屋さん。
丁寧に作られているので、入店のタイミングによっては1時間ほど待つことも……。
ただ、蕎麦は絶品。天むすもおいしいです。
麺切れで早じまいもあるので気楽には行けませんが、時間に余裕のある方は是非。
6、ミスタードーナツ
全国どこにでもあるだろう。確かにその通りですが、函館のミスタードーナツは定番商品が異常に安い。理由はよく分かりません。
1個60円とか70円とかなのでついつい数を買ってしまいます。ミスドが安いことを知っていると、函館レベルが5くらい上がると思います。私も食の偉人・三浦幸太郎TMから教えてもらいました。
温泉
市内に多数の温泉施設があり、日帰り入浴を実施しているホテルもたくさん。
多くが源泉かけ流しでしかも安価。仕事の疲れも癒えますわ……。
1、谷地頭温泉
函館山の麓にある温泉。ちょっと施設は古いんですが、茶褐色のお湯でとても気持ちいい。函館山を眺めながらの露天風呂も最高です。ちなみに露天の湯船は五稜郭形になっています。
2、ホテル万惣
競馬場の近くにあるホテルで、日帰り入浴をやっています。
穴場なのか、日中だと人は少なめ。広々とした浴場で、サウナも2種類あります。
初めてここを発見した時は2時間以上ダラダラしていたと思います。
3、湯元花の湯
函館市の北部にあって、繁華街から少し離れたところにあります。
今は退職されている研究ニュースの今野さんのお気に入りの温泉で、曰く「無限にいられる」温泉です。
露天風呂が広く、その名の通り季節ごとに花が綺麗に植えられています。
こんな感じでしょうか。
まだまだオススメのスポットはたくさんありますが、書き切れないのでこのあたりで。
こんなに知ってて、仕事ちゃんとしてるのか?と思ったそこのあなた。心配しないでください、函館の業務はめちゃくちゃ忙しいので仕事もきっちりしています。
少ない休日を充実させるべく、こういった情報収集も熱心にやっているというわけです。
私の場合、家族に会えない寂しさを食と温泉で紛らわせているという部分もあります。
トラックマンの中にも函館ファンは多く、1年で一番楽しみにしているという人も少なくありません。
7月半ばまで続く函館競馬。ぜひ一度旅行に来てみませんか?
栗東編集局 丹羽崇彰
丹羽崇彰(調教担当)
1989年2月1日生まれ。2013年、キズナがダービーを勝った年にケイバブックに入社。普段は栗東坂路の調教や編集作業を担当。週刊誌の新馬紹介のコーナーを担当しているので、新馬の観察に特に熱を入れている。
今年は初めて函館→札幌と北海道シリーズ13週フル参戦になるので、体調を崩さないように頑張りたい。
Twitterを@niwa_bookのアカウントでやってますので、よければご覧ください。