いよいよ(青木行雄)

 北海道サマーシリーズの開幕が来週に迫ってきた。思えば昨年の今頃は14年ぶりの北海道(開催に合わせて行くのは初めて)出張を目の前にして不安な気持ちが一杯。体調までおかしくなって便に血が混ざり、大腸カメラを飲んで大掛かりな検査を受けていた。精神的なものはあまり関係ないが、左足の先にバイ菌が入って腫れ上がり、足を引きずって歩いてもいたっけ…。さて今年。ひと通り経験した分、さすがにそこまで重苦しい精神状態ではないが、採時が苦手なのは相変わらず。他社の人に迷惑をかけないか、それとは別に本紙予想は当たるのか、などといった不安は残っている。

 札幌開幕前にはまたこのコーナーの当番が回ってくるので、今回は函館の競馬場や街についての特徴を少々。まずは競馬場。TV中継の画面を見ても分かるとは思うが、まず目につくのは、向正面の先に広がる海。3コーナー奥には立待岬が顔を覗かせている。大きな船が航行していたりもして、他の競馬場には見られない雄大さ。晴れ渡った日などは本当に素晴らしい景色で、今年は写真に収めて携帯やパソコンの待ち受け画面にでも設定してみたいくらい。ただ、トラックはとてもコンパクトにまとまっており、レースが見やすい。パドックも適度な広さ、段差でこちらもまた同様に見やすいのがいい。音声こそないものの、レース映像をパドックのビジョンで流してくれるのも函館だけかも。また、以前このトレセン通信でも書いたが、来場者数が多くない分、場内がゆったり。それほど並ぶことなく食事が取れるし(ヤキトリ弁当だけは例外だが)、移動をするにしてもスムーズ。夏休みを利用して旅打ちをと考えている方にはオススメの競馬場と言えそう。

 旅打ちのお楽しみとなると、やはりアフターレースも外せない。我々が宿泊している函館駅周辺は、朝市だけは外国人観光客を中心に凄い賑わいを見せているものの、夜になると人影はまばら。小倉あたりに比べてもかなり閑散とした印象は受ける。それでも限られた人気店はかなり繁盛しているし、海の幸を中心として食べ物の美味しさはさすが。お酒に合う食べ物が充実している感があるだけに、私のような呑ん兵衛にはいい街かも。海の幸以外にも有名なものはあり、TV番組でも特集されていた函館限定で展開されているハンバーガーチェーン店はボリュームも満点。有名なのはハンバーガーだが、オムライスも名物。去年一度試したが、普通サイズでもなかなかの大きさで、女性の方にはちょっとキツいかなと思えるくらい。札幌ほど数はないものの、スープカレーの美味しい店もあるし、言うまでもなく塩ラーメンの店は多数。馬券で儲けて食べ尽くせたら最高です。二次会で盛り上がれそうな店も一件教えてもらったが、ここはすすきのかと思ってしまうような繁盛ぶり。これ以上有名になっても困るので、店名は伏せておきたい。

 競馬開催日以外の日中の過ごし方となると、安く上げようと思えば何と言っても温泉。有名なホテルに入浴しに行くとそれなりの金額を取られるが、公衆浴場っぽいところもあって、そこなら銭湯のような感覚で利用できる。それでもなかなか美味しい食事も取れるし、休憩所もあるのでゆったり過ごすには持ってこい。夜は雰囲気があり過ぎて一人身にはちょっと行きづらいが、昼間に函館山に登るのもいいだろう(これなら無料)。また、超大型の蔦屋書店があってそこには椅子も十分に完備されているだけに、飲み物だけ買えばゆったりと半日は過ごせそう。立ち回りひとつだが、札幌と違ってあまりお金を使わずに過ごせるのはいいところなのかも。

 このように書き連ねていくと「君は遊びに行くのか?」と思われてしまいそうですが、余暇を楽しく過ごせるのもいい予想をして馬券が儲かってこそ。ダービーで大勝利して貯金を作れた昨年と違い、今年は軍資金が乏しいのが心配ですが、何とかやりくりしていかないとしょうがない。出来る限り頑張りますので、競馬ブック函館版をよろしくお願いします。

栗東編集局 青木行雄

青木行雄(調教担当)
昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型
1993年入社。若い頃から、ほぼずっと坂路調教を担当。その分、調教班でありながら採時経験は少ない。2014年に初めて本格的に北海道に出張。これを機に時計にもちょっとは慣れていかないといけない。予想のスタンスはデキ重視。ちょっと力が足りないような馬でも、攻めで動いていたら積極的に大きい印を打っていきたい。ギャンブルは基本的に中央競馬のみだが、パチンコ、競艇も時々は参加。スポーツ観戦は全般に好きな方、中でも野球(関西人だが千葉ロッテファン)とゴルフは熱心にチェックする傾向。