9月一杯で緊急事態宣言、まん延防止重点措置が全面的に解除されることとなった。宣言、重点措置がどこの県にも出ていない状態になるのは、約半年ぶりだとか。イベントの入場者数とかは段階的に緩和されるようなので、競馬場が予約なしで誰でも来られる状態になるにはもう少し時間がかかるかもしれないが、GⅠシーズンに突入してこれからが一番盛り上がる時期なので、徐々にでも緩和されれば有り難い。

 飲食店の制限も段階的に解除。大阪は厳しめのようなのでお酒に関しては長くても20時までしか楽しめないような雰囲気だが、それだけでも飲めるのなら十分。来週からはロングランの阪神開催。阪神終わりと言えば梅田や十三などで軽く飲んで帰るのが大きな楽しみ。小倉の後半あたりから飲食の楽しみはまったくなくなってしまったので、これが戻ってくるのは非常に嬉しい。

 競馬場の入場制限もすっかり慣れてしまった感がある。車で帰る際に道路がまったく混まないという点では有り難い面もあったのだが、小さめの拍手のみではレースを見ていても若干の物足りなさはあった。まだゴール前で絶叫するのはご法度かもしれないが、拍手の量が大きくなってくれば、興奮も増すことだろう。

 タイトルにした「ようやく」という点では、今週ようやく1回目のワクチン接種を終えることができた。本来なら秋華賞前日の土曜日でもうひと月弱先の話だったのだが、住んでいる栗東市ではなく大津市まで足を伸ばせば平日でも接種できることが判明。少しでも早く打っておきたかったので、予約を変更することとした。栗東だとファイザー社製なのだが、大津はモデルナ社製。いろいろあったし副反応も出がちというニュースを見ていたので不安もあったが、1日経過した時点では熱が上がるようなところはない。ただ、打った方の腕はなかなか痛い。ちょっと腕が上がりづらいが、この程度で済めば御の字。あとは追い切り原稿や予想がある週中に熱が上がってこないことを祈るのみ。

 11月は休暇を取って、JRA10場の中で唯一行ったことのない福島競馬場を訪れてみるつもり。その頃には2回目の接種も終えている。いざとなれば記者章があるが、誰でもフリーで入れるようになっており、是非ともお酒も販売されていてほしいもの。競馬場で午前中から飲むビールほど美味いものはないので。福島は小さく、そんなに面白い街ではないという話も聞くが、意外とそれくらいの方が自分にはハマりそう。温泉もたくさんありそうなので、そこを秋最大のお楽しみにしているが……。さて、どうなっていますやら。

栗東編集局 青木行雄

 

青木行雄(調教取材担当)

昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型

1993年入社。坂路調教担当。北海道開催時と西のローカル開催では本紙予想も担当。開催日はMBSラジオ「GOGO競馬サンデー!」、BS11「BSイレブン競馬中継」に出演。初めての新型コロナワクチン接種。もっと混んでいるのかと思っていたが、意外にも会場は空いていた。係員の方もみんな親切で、少し抱いていた不安もすぐに解消された。要領も分かったので2回目は、よりスイスイと運べそう。