▼サンデーの血が席巻!
今月の15日(日)に第78回日本ダービーの登録馬が発表されました。未曾有の大災害があったこの春ですが、とにもかくにも競馬の祭典はやってきます。
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▼バラエティーに富んだ顔ぶれ |
さて、その1991年をもう少し詳しく振り返ってみましょう。父内国産馬の出走占有率という点では近年のダービーに一歩譲りますが、特筆すべきはバラエティーに富んだそ の顔ぶれ。ちなみに、今年のダービーで出走が予想されるメンバーと、1991年の出走馬20頭のサイアーラインを一覧にしてみましたが、両者を比較するとその違いは瞭然。サ ンデー3世同士の争いともいえる今年のダービーも興味津々ですが、あちらこちらの“枝(サイアーライン)”から父内国産馬が集結して覇を競った1991年のダービーもまた 、違った趣きがありました。それら内国産種牡馬の生年を見ても、1965年生まれのタケシバオーから1980年生まれのミスターシービーまで実に15歳の年齢差。その中から9頭 の内国産馬+1頭の持込馬が産駒を送り出してきたのですから、それはまさに時空を超えた争いともいえるものでした。更には、トウショウボーイとミスターシービー、マル ゼンスキーとホリスキーは父仔同時に産駒を同じ舞台へと送り出しているのですから、この年のダービーには二つの“父仔対決”もあった訳です。 |
▼SSの大軍に立ち向かうBT一騎 |
1995年6月、種牡馬1年生当時のトウカイテイオー。同馬にとって初めての敗戦だったのが92年春の天皇賞だが、その時の優勝馬が柵の向こうにいるメジロマックイーン。何 か思うところがあるのか、単にボーッとしてるのか……。 |
美浦編集局 宇土秀顕 |