新潟で美味しいものを食べよう(赤塚俊彦)

 さて、何を書いたものか。ひとつ用意していた題材が使えなくなり(またの機会に)頭を悩ませながら新潟競馬場でパソコンの画面とにらめっこ。うーん、お腹が空いたのでご飯でも食べよう。そう思って閃いた。そう、ここは新潟競馬場。関東の競馬記者が主に訪れる競馬場は東京、中山、福島、新潟の4つ。そして私のような北海道出張がある人間はそこに函館、札幌が加わります。馬に得意、不得意な競馬場があるように、誰しも予想や馬券の得意、不得意な競馬場があるでしょうが、とりわけグルメ的な意味で関東の記者に人気が高いのがここ新潟競馬場なのは間違いありません。というわけで馬や騎手の話題は一旦お休み。新潟競馬場で記者に人気のメニューを紹介します。

 

 まずは某ラジオN経F原アナの大好物としてもお馴染み、新潟競馬場4階、料亭一〆の「たれかつ丼」。キャベツも玉子もない、タレをつけたカツだけがご飯の上に乗ったシンプルなたれかつ丼は新潟のソウルフードとしても有名。最早、いろいろな媒体で紹介もされているのでご存知の方も多いでしょう。米どころ新潟で、他場ではなかなか食べられないメニューということもあり、開催日は記者室で食べていない人はいないほどの人気。その独特のたれの味にドンドンとご飯が進みます。

F原アナでもお馴染み 新潟競馬場4階 料亭一〆の「たれかつ丼」(1280円)

 

 次は関東の記者人気第1位と言っても過言ではない、同じく4階料亭一〆の「カレーうどん」。ドロッとした、カレーうどんとしてはちょっと固めのルウがうどんによく絡まり、またカレー自体の味が濃くて美味しい。お肉もたくさん入っており、よく香って味わうとほのかにカツオ出汁系の魚介の風味が。こちらもなかなか他では食べられない味に開催日は誰かしらが必ず食べています。新潟競馬場に限らず東日本の競馬場グルメで一番好きという記者も少なくない大人気メニューです。

関東記者人気第1位?の呼び声も高い 料亭一〆の「カレーうどん」(980円)

 

 そして最後は私も大好き、新潟競馬場3階ことぶき屋の「タンタンメン」。たれかつ丼、カレーうどんに比べてあまり取り上げられることのないメニューですが、こちらはコクのあるスープが絶品で、担々麺に目がない私の中でも担々麺ランキング上位の一品。さほど辛くはないので、辛いのが苦手という人にも安心してオススメでき、是非食べてみてほしいです。コロナ禍前にあった「黒ゴマタンタンメン」がイチオシだったのですが、最近なくなってしまったのが残念でなりません。

個人的ナンバー1? 新潟競馬場3階 ことぶき屋の「タンタンメン」(960円)

 

 というわけで、たまにはこんなコラムもいいかなと新潟競馬場のオススメグルメを取り上げました。春の新潟開催も折り返しとなりあと2週。今週は土曜日に新潟大賞典が行われることもあり何と武豊騎手が同レースに初騎乗。戸崎圭太騎手、横山典弘騎手も参戦予定とあり、名手の共演に盛り上がりそうです。新潟に初めてお越しの方、これらは食べたことがないという方には是非一度召し上がってほしいですね。馬券を当てて食べるも良し、お腹を満たして的中に意気込むも良しです(ちなみにメニューの価格は執筆時のものです。変更されている場合もありますのでご注意下さい)

 

赤塚俊彦(厩舎取材担当)

1984年7月2日生まれ。かに座。千葉県出身。2008年入社。美浦編集部。

X(旧Twitter)やってます→@akachamp5972

 

 新潟と言えばお米、日本酒、海鮮にへぎそば、笹だんご、柿の種と美味しいものがたくさん。競馬場内ではありませんが、新潟の名産と言われる白身魚ののどぐろ、栃尾の油揚げは私も大好きで出張に行くと必ず食べる一品です。

新潟県や石川県の名物 白身魚の王様「のどぐろの塩焼き」
新潟県の名産「栃尾の油揚げ」はおつまみにもおかずにもピッタリ

 例年NHKマイルCの裏の日曜日に行われていた新潟大賞典が今年は日程変更で3週目の土曜日になりました。武豊騎手が夏の開催以外、春秋のローカル開催で新潟に来るのはデビュー以来初めて。本文にも書いた通り新潟大賞典には初騎乗となり、当然勝てば初制覇。レジェンドがまたひとつ新たなタイトルを積み上げるのか要注目です。