重賞回顧メモ 10月9日 鎌倉記念
■1着ベアバッキューン
デビューから圧倒的な強さで負け知らず。
単勝も1,1倍で断トツの1番人気に支持されました。
ハナを主張する馬もなく、楽に主導権を握るとスピードの違いでひとり旅状態。直線に入ってからも手応えは十分で後続を大きく引き離し楽々ゴール。前走の若武者賞に続いて重賞2連勝です。
しかも今回は2,2秒差をつける大差勝ち。
この馬の強さだけが際立ったレースでした。
「まだ2歳なので本当の勝負は来年。次は全日本2歳優駿でチャレンジャーの立場になりますね」と鈴木義久調教師は話していました。
※レース翌日に左膝を剥離骨折したことが判明。全日本2歳優駿プランは白紙となり来春に向けて休養に入ることになりました。
続報はまた後日に!
■2着ミランミラン
北海道から参戦。
持ち味の先行力を生かした競馬ができ、初コースで少し力み気味ではあったもののうまく折り合い、集中力も切らさなかった。
長距離輸送の影響も見られず力は出し切れた結果でしょう。
「今日は噛みながら走るところがありました。砂かけたら抜けたんだけど、距離はマイルまでくらいが良いのかもしれません」と御神本訓史騎手。
■3着ケンシレインボー
自分のリズムを崩さず、後半いい追い上げを見せました。
420キロ台の小柄な牡馬ながら均整の取れた馬体が魅力。
自在に立ち回れる器用さも見られました。
「テンション上がって入れ込みがきつかった。もう一列前で競馬ができれば良かったんですが、道中苦しがる面も見せていたので、ここでひと息入れて体重が増えてくればまた違ってくると思います」と岡村健司騎手。
■4着ゴールドモーニン
今回は3番手につける先行策。
流れには乗っていましたが、前を追いかけたぶん終いがきつくなっりました。
「今日は積極的な競馬をした。まだ遊び遊び走っているし、この馬としても伸びしろはあるはず」と山崎誠士騎手。
■5着ジャガーノート
高知からの遠征。
キャリアも浅く、初物づくしのなか自分の走りに徹しました。
様々な収穫があった1戦と言えるでしょう。
「最初怯んで進まなかったところがあったが最後は脚をしっかり使ってくれましたね。左回りも上手でした」と畑中信司騎手。
(協力・金子正彦)