9日(日)の坂路から(山田理子)

 2月9日(日)坂路 雪。
午前5時00分開場、入場数は延べ1018頭。

 脚いろ、併せ、遅れ、乗り手を書き入れる必須作業をこなしつつ、いいチェックをノートになぐり書きをして、それをあとから読み解くのがルーティーン。まとめたので列挙する。

 ステーションワン……1月19日日曜にも「しっかり」とメモ。休み明け、15番人気で6着(勝ち馬から0秒3差)。枠なりに内めを回って直線は馬場の半ばへ。じわじわとでも伸びて、それまでとは違い、レースの形になっていた。時計の裏付けがなく、まだまだ人気しないが、休養効果、上向き気配は見てとれる。今週の小倉に出走か。

 カズマペッピーノ……現級2、3着があるが、9カ月半、転厩を経てここ2戦が二桁着順。秋以来の休み明けでこの日が1本目だった。体の造りが良く息の入りもラク。もともと力のある馬だが、人気の盲点になりやすいパターン。順調に調整が進めば。

 ナムラアラシ……ずっと息遣いが気になっていた馬だが、前回見た1月6日はいつもよりマシ。この日は今までに見たことがないぐらい、うんとラクに駆け上がった。アウトラインも大型なりにまとまりがある。前走が14番人気3着。遅い流れを外から伸びた内容にも復調が見える。次走が仁川S(2月29日)なら2年前に勝った適条件。

 ノーセキュリティ……筋骨豊富で幅があり、未勝利馬とは思えない体つき。大きな体を大きく使い、ダイナミックかつ余力たっぷりに24.9―12.0が出た。初戦がデアリングタクト(エルフィンS楽勝)から0秒2差の2着だが、前走が大差負けなので、一本被りにはならないか。気性、ハミ受けが課題だが、この日は、その点は気にならなかった。土曜の京都3R出走予定。

 ショウナンタイガ……1月19日日曜に力みなく乗れており、この日もいい感じに力の抜けた走り。操縦性が良くなっている。先週京都1200mの除外は残念だったが、心身ともにいい状態にありそう。土曜東京・雲雀Sに出走予定。

 他では、アブルハウル、ナリタアレス、ステラアルバ、アカツキジョー、ビックピクチャー、アグネスエーデル、メイショウジーク、ショウリュウハル、マコトガラハッド、ステイオンザトップ、ジュンジュン、ジャストナウ、フルフラット、ワークアウトなどに○印。

 週末にいい事がありますように。

栗東編集局 山田理子

山田理子(栗東、編集・調教担当)
地味に地道に競馬に携わり暮らしてます。競馬猫部の一員のつもり。運動好き。昨年より国産無農薬のにんにくを栽培中。