今週土曜日、アンタレスS当日4月19日に、阪神競馬場の特別室で、「女性のための競馬講座」(初心者限定)を開催します。競馬専門紙として、コアなファンにも満足していただける予想・情報を提供できるようにと日々心がけていますが、一方で、競馬をまったく知らない人たちにいかに魅力を伝えていくかも重要な使命。対極にある両面で、商品開発、新企画を推進していかなければなりません。
正直、競馬新聞って難し過ぎるんですよね。うちの父親などは、娘の勤め先の出版物であるにもかかわらず、「専門的過ぎて何が書いてあるのかさっぱり分からん」と老眼鏡を投げ出してました。思い起こせば、私自身はどうやって解読できるようになったのだろう。誰かに教わった記憶もないんだけど……。ただ、あの頃は競馬ブームで大学のサークルの先輩後輩、クラスメイトがしょっちゅう競馬のハナシをしていたし、一般の女性雑誌で、競馬新聞の見方が取り上げられたりしていたので、今に比べればきっかけは多く、馴染みやすかったように思います。今でも、栗東編集部にはポツポツと問い合わせがあり、週に2、3件ほど内勤の人間が読者の方と直接お話しさせていただいてますが、そんなときはいつも、初心者の方でも手に取りやすいよう、もっと子細な説明があるべきなのではと反省させられます。WEBサイトでは、すでに「調教欄の見方」(担当青木)、「パドックの見方」(担当米満)などの動画配信をスタートしていて、これから随時、新企画を増やしていく準備をしておりますが、できることはまだまだたくさん。では、じかにお客様と接して、ともに競馬をまる一日楽しみながら新聞、週刊誌、WEBサイト、スマホサイトなど自社製品の説明をさせていただこう、というのが今回の「女性のための競馬講座」の始まりでした。なぜ、「女性のための…」となったかと言うと、これは単純に特別室を貸していただくJRAの意向であり営業方針(ペアで募集。同伴は男性可)。最初はえっ?と戸惑い、男性だけじゃ駄目なんですか?と食い下がりましたが、まあ、女性の方が男性よりも競馬にとっつきづらいでしょうし、実際、多数のご応募もいただいたので、良しとしています。
時間は1Rからランチタイム(お弁当つき)を挟んで最終レースまで。今回参加いただくのは7組14名。講師は青木行雄と私、山田理子。他に、校正・業務部から1名(発起人)、画像組版部、大阪開発CPUからも1名ずつ出向き、スタッフ5人で会を取り仕切ります。基本的にはフリーで競馬を楽しんでいただきますが、仁川駅集合→1、2Rは馬場で観戦→6階特別席への手順で、阪神メインのアンタレスSの前に検討会と単勝当てバトルを盛り込み、最終レース後には青木TMと私で翌日に迫った皐月賞の検討会を行い締めくくります。ささやかながらお土産も用意しており、また、先週からリニューアルしたスマホサイト「競馬ブックSmart」も当日から1カ月間、無料でお試しいただけるよう手筈しております。スムーズに事がいけば、秋にもまた開催し、今後もJRAの特別室を貸していただける限り年2回のペースで続けていく予定。お近くに競馬初心者の方がいらっしゃる方は、お誘いあわせてぜひご応募ください!
栗東編集局 山田理子