先週までで福島、新潟と続いた10週間のローカル開催が無事に終了した。前半の福島開催は長梅雨に祟られて夏の日差しを待ち焦がれていたが、新潟が始まればいつもの猛暑に。逆に早く涼しくなれと願っていた。勝手なものだ。だが、関東や東北に比べて新潟はあまり梅雨の影響がなかったようで茶豆のデキは良かったし、普段は飲まない日本酒も美味しく頂いた。それにしても新潟だとお酒が美味しく感じるのはなぜだろう?原料のいいコメがあるせいなのか、肴がうまいせいなのか。やはり気のおけない人達と楽しい時間を過ごせたからだろう。そんな場所を提供してくれた山本直也アナと手塚調教師にこの場を借りて感謝。◇この夏、ディープインパクトとキングカメハメハの2大種牡馬が相次いでこの世を去った。ヘソ曲りな記者は現役時代、何度も馬券で逆らって返り討ちにあったが、近年の競馬ファンにとってヒーローと言っていい存在。何とも残念だ。今、思い出してみるとディープがデビューした当時はこれで新しい競馬ブームが起こると期待したものだ。その予感は半分は正しかったが、馬券の売り上げという意味では想像したほどではなかった。逆に飛びぬけたヒーローがいないこの数年は着実に売り上げが伸びているという。人間の想像力などは高が知れているのだろう。だが、いい流れには素直に従いたい。◇先日、この夏話題のアニメ映画を鑑賞。同監督の前作を見たのは公開から3カ月ほど経った頃だったから幾分かは流行に敏感になったのかも。そう言えば前作を公開週に見たN君は今回も公開直後に見たのだろうか?話題作だけに賛否両論あるようだが、自分としては十分に楽しめたし、主人公の少年の一途な気持ちと行動力は少し羨ましかった。エンドロールには製作に携わった三文字の大陸系や半島系と思われる人達の名前があった。意地の張り合いをしている政治家もいるようだが、庶民には無関係。交流は続いていくのだろう。◇北海道開催も終了してわが社も出張者が全員戻ってきた。少し気忙しいが、賑やかな日常が戻ってきた。また何か新しく楽しいことがありそうだ。思いつくままに。

美浦編集局 田村明宏

田村明宏(厩舎取材担当)
昭和46年6月28日生 北海道出身 O型
今週から秋時間で6時開始予定の調教が変則で5時半からに。まだ夜が明け切らない中で新Wコースの運用が始まった。早速、その新Wを使用した京成杯AHに出走予定のロードクエストに注目。3年前の覇者だが、前走の末脚に復活の予感がある。