今週いっぱいで平成31年の3月が終わる、という季節。
 今年は花粉の飛び始めが例年より遅いのかな?なんてことを思った自分が恥ずかしくなるくらい、3月に入ってからの飛散の仕方には悩まされ続けてますが、皆さんはいかがでしょうか。

 いやそれにしても昨年の秋からこっち、なかなか近年にないバタつき方で、ロクに休めずに過ごしました。
 方々を取材して回り、メモを取って、という作業を休日に行い、無論、恒例行事の相撲観戦はその合間に組み込んで、という行動パターン。
 その間、親族絡みの冠婚葬祭までありまして、これはもう、ボーっと生きてる暇はなかったのですが、いろいろあり過ぎて逆にアッと言う間に過ぎてしまい、しっかり記憶できてないこともあったりしないだろうか、などと不安にもなったりして。

 そうこうしながら前々回、前回と、年明け2度にわたってチラチラッと書いてきましたが、その間の動きがようやく形になりそうな雰囲気になってきました。ここで油断するとよろしくないので、改めて気を引き締めているところです。
 いずれきちんと報告できればいいのですが…。

 というわけで今回。
 さて何を書こうかと悩みつつ、先々週ゲートJで行われた『第12回引退馬フォーラム』に参加した時のこぼれ話を、とも思いましたが、話の流れでどうしても宮古馬問題にも触れざるを得なくなります。
 しかし、こればかりは週刊トレセン通信で取り上げるにはデリケート過ぎるので自重するとして、でも自分が出演したイベント自体をなかったことにもしたくないので、関連話題を絡めてちょっとだけ。

 昨年の暮れの土曜日。古い友達との忘年会のため、つくばエクスプレスに乗って秋葉原に向かう車中のこと。例によって文庫本を読んでいたのですが、斜め前の席に座っているオジサン(失礼)がこっちを見ているのには気配で気づいていました。
 で、終点に着いて立ち上がった時に彼をチラッと見たら、私を見て笑ってるんです。あれ?と思ってしっかり見返すと、謹慎中の〝彼〟でした。
 うっすらとヒゲが伸びていて、でも特にやつれている風でもなく。
 あまりの偶然にビックリしながら、「どちらへ行かれてたんですか?」と聞くと、「筑波大学の馬術部さんの要請で…」云々と。
 その足でまた関西方面に移動するとのことで、普段どうされてるのか、体調は大丈夫なのか、みたいな近況をゆっくり伺う間もなく、駅の改札で別れたのですが。

 第12回引退馬フォーラムの話に戻ります。
 冒頭に角居調教師が開会の挨拶を行いました。
 その途中。
 「昨年開催された引退馬フォーラムにおきましても、その場で私自身が報告すべきところでしたが、あの、やらかしまして…」と口ごもった途端に会場が笑い(ほぼ爆笑)に包まれました。
 (細かい表現のニュアンスは少し違ってたかもしれません。いや何しろ録音している方もいらしたようなので)

 誤解のないように言っておきますが、師は決してウケ狙いではなく、神妙に話そうとしてたんです。当たり前ですけど。
 ともかくまあ、そんなこんなでパネラー側も、来場された皆さんも、肩の力が抜けた感じにはなったのかな?と思いました。
 進行が滞りなく無事に終わったのは、その影響があったんじゃないか、などと今にして思います。
 とにもかくにも、ご来場いただいた皆様には、この場をかりて改めてお礼申し上げたいと思います。
 ありがとうございました。

 さてさて、本格的に肩の力を抜いて。
 そんなわけで昨年9月からの約半年間。新作は勿論、レンタルも、テレビ桟敷でも、映画を見れていません。舞台なんてもってのほか。
 大河を観なくて済んでますし、朝ドラも新作はスルーしそうなので、4月に入ったら多少なりとも取り返したいと思います。

 『津軽のカマリ』に始まって、『ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス』とか、アカデミー関連では『ROMA/ローマ』とかとか…。他にもあるなあ。
 舞台の方も、劇団唐組が『ジャガーの眼』を再演するというので確実に行かねばなりません。
 と同時に動物園。やっぱり、まずは上野ですかね。
 まだシャンシャン観てないもので…。

 いや、私が『ボヘミアン・ラプソディー』観たって仕方ないですから。
 これは、サブカルの帝王みうらじゅんさんが、BSの『最後の講義』の中で口にしたセリフ。そのまんまですみません。
 この番組は好きで毎回観てますが、このみうらじゅんさんの回は、自分の中では福岡伸一さんの回と並んで出色だったかな。
 そうか、この時の内容をギャンブルに絡めて、ここで取り上げても良かったか…。

 最後までグダグダになってしまいました。
 毎度ながら失礼をばいたしました。

美浦編集局 和田章郎

和田章郎(編集担当)
昭和36年8月2日生 福岡県出身 AB型
1986年入社。編集部勤務ながら現場優先、実践主義。競馬こそ究極のエンターテインメントと捉え、他の文化、スポーツ全般にも造詣を深めずして真に競馬を理解することはできない、がモットー。傷つきやすいオヤジ路線(?)をまっしぐらに進行中。