自分の印(丹羽崇彰)

 3月の高松宮記念で関西圏のダブル開催が終了。ダブル開催というのはたとえば阪神&中京、中京&小倉、関東でいえば中山&福島など、本場とローカル場が同時開催されていることを言い、我々の業界ではシングル開催時とダブル開催時では同じ仕事とは思えぬほど忙しさが違います。

 

関西は冬、関東は春秋がダブル開催の時期にあたり、まぁとにかく皆大変なのであります。私の場合は死んだ魚の目をしているとよく言われます。いっぱい予想している分、週末は楽しいんですけどね。

 

私は現在、ダブル開催時のローカル場、それから夏の函館&札幌で本紙予想をつけています。

本紙予想はその競馬新聞を代表する予想のことで、これを基に紙面を構成する会社が多いと思われます。この業界に入る前はまったく気にしたことなかったんですが。

 

継続して何かを続けることが苦手な私ですが、自分が予想したレースは全部印を保存してあります。せっかくなので昨年度の私がつけた本紙予想(北海道&冬のローカル)の振り返りをしてみたい。

昨年度(21年4月1日~22年3月27日で区切ります)の私の本紙担当は127レースだったらしい。◎○▲@△の順で示していきます。@は紙面上では二重△ですが、パソコンでは表示できないので便宜上@にします。

 

本命馬◎の成績は……
(30.22.18.57)で勝率23.6%、連対率40.9%、複勝率55.1%、単勝回収率63%、複勝81%。

うーん……他のトラックマンと比べていないので分かりませんが、もう少しいい数字が欲しいところです。特に勝率。
本紙予想は個人予想以上に的中が重要なので、回収率が低めなのは仕方ないのかもしれません。個人予想のように冒険はできませんので。単勝の最高配当は2月12日の小倉競馬第6Rのアップストロークで910円でした。この時はパドック解説に出演して推奨もしていたので、いい仕事ができたと思います。

 

続いて対抗馬○の成績は……
(27.17.8.74)で勝率21.4%、連対率34.9%、複勝率41.3%、単勝回収率110%、複勝72%。

当然ですが、本命よりも率が下がっています。単勝回収率だけは跳ね上がっているのが意外でした。

対抗馬だけ買い続ければプラスになるという、ちょっと皮肉です。

なぜかデータが126レースしかないのでどこかのレースで入力ミスをしていると思われますが、それを探し当てる元気はありませんでした。

 

続いて単穴▲の成績は……
(16.24.16.69)で勝率12.8%、連対率32.0%、複勝率44.8%、単勝回収率96%、複勝96%。

データが125レース分しかありませんが、▲はつけない選択肢もあるので、あながち入力ミスではないかも。

 

続いて@の成績は……
(15.19.14.74)で勝率12.3%、連対率27.8%、複勝率39.3%、単勝回収率89%、複勝87%。

回収率はともかく、勝率などはちゃんと下がっています。予想通りではありますが、馬の実力通りに印をつけられているということでしょうか。

 

最後に△は……
(24.21.29.182)で勝率9.4%、連対率17.6%、複勝率28.9%。単勝回収率78%、複勝77%。

△は1レースに最大4つまで打てるので、データが多くなっています。

ざっとこんなところです。

予想したレースの印の保存は数年前からやっていましたが、どのレースの本紙予想を担当したのかを記録し始めたのが昨年の夏の北海道からでした。

今度も記録していく予定なので、少しずつ成績を向上させていけるよう頑張りたい。

 

ちなみに昨年度、私がつけた全予想(本紙含む)は1298レースだったらしく、

本命馬◎の成績は(257.185.152.704)。勝率19.8%、連対率34.1%、複勝率45.8%、単勝回収率81%、複勝82%でした。

函館で単勝回収率が100%を超えていたのは嬉しかったです。あともう少しで函館開催が始まるので是非ご注目ください。

 

私は違うソフトで記録していますが、競馬ブックのWEBにもMY印というサービスがありますので、皆様もぜひご利用くださいませ。

 

今回も、とりとめない話になってしまいました。
もう少し分かりやすい形にまとめて、また今年度末にもでもやってみたいと思います。

 

栗東編集局 丹羽崇彰

丹羽崇彰(調教担当)
1989年2月1日生まれ。2013年、キズナがダービーを勝った年にケイバブックに入社。普段は栗東坂路の調教や編集作業を担当。週刊誌の新馬紹介のコーナーを担当しているので、新馬の観察に特に熱を入れている。 北海道シリーズが大好き。

Twitterを@niwa_bookのアカウントでやってますので、よければご覧ください。