ラストスパート(青木行雄)

 2021年も残すところ1か月と少々。とりあえずは今週のジャパンCの予想に全力投球だが、来週からはいよいよ西のダブル開催がスタート。中京では久しぶりに本紙予想を担当することになる。東と違ってかなり多くの人数で分担することになるので負担はそこまで大きくないかもしれないが、この秋からは平場のレースも調教解説を書くようになった分、仕事量はジワッと増大。テキパキと消化していかないと、終わるのもかなり遅くなってしまいそうだ。

 ワクチン効果かこのところは新規感染者がめっきり少なくなった新型コロナだが、今年もこれに翻弄されることにはなった。夏は札幌に3週間の滞在。通いでは小倉に8年ぶりに出張することとなったが、この頃は緊急事態宣言も出ていただけに、居酒屋などはほぼ休業中。食を目一杯楽しむことはできなかったが、小倉開催中は帰路でフェリーを利用するのが自分の中でドンピシャに嵌まった。個室利用とあって感染症対策はバッチリ。大浴場でゆったりと汗を流し、提供時間が早めに終了してはいたものの、食堂でビールを一杯。このひと時がかなり楽しいものになっていた。来年も小倉出張があるようなら、この帰り方は継続したい。

 この1年、予想の方はどうだったか。本紙に関しては函館あたりでちょいちょい、いいところが当たっていたように思うがそこまでぱっとしなかったかも。来週からの中京で何とか見せ場を作りたいもの。個人予想は夏の小倉でボンボンと高配当が当たった。そこの貯金が大きかったようで、馬単の回収率ではトップをキープできている。100%超えに持っていくにはあと1か月で相当大きいところを当てないと無理かと思うが、まあせいぜい頑張りたい。

 この1年、やり通したことといえばYouTubeでの予想動画、競馬ブックTMトーク。一応、司会という立ち位置ではあるが、自分の予想も披露。西は買い目に加えてベットする金額も提示しているので、トータルの収支を発表することにしていた。春のフィリーズレビューあたりでクリーンヒットがあったが、その後はさっぽり当たらない日々が続き、気づけば収支金額はマイナス32万円強というとんでもない数字になっていた。ただ、先日のみやこSで6万円ほど挽回することに成功し、続くエリザベス女王杯では21万円強の大幅プラス。先週のマイルCSではまたマイナス2万円を計上してしまい、現状は88600円の負けだが、これくらいの金額なら逆転することは十分可能。この動画の収支をプラスに転じさせることは大きな目標としたい。

 さあラストスパート。今は競馬終わりで飲みに行くことも可能になったので、馬券でバシッと儲けて日曜の夜は大阪あたりで勝利の美酒に浸りたいところ。

栗東編集局 青木行雄

 

青木行雄(調教取材担当)

昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型

1993年入社。坂路調教担当。北海道開催時と西のローカル開催では本紙予想も担当。開催日はMBSラジオ「GOGO競馬サンデー!」、BS11「BSイレブン競馬中継」に出演。贔屓チームはCSで敗退してしまったが、野球好きの自分としてはこの時期まで真剣勝負が観られるというのは嬉しい限り。レギュラーシーズン中はそこまで注目していなかった2チームでの日本シリーズだが、ハイレベルな戦いで実に面白い。水、木曜はいつも仕事が終わるのが遅くなるが、効率が悪くなるのを承知でテレビを観ながらやるか、ラジオで我慢しておくか、なかなか悩ましいところ。