〝年頭所感〟(?)にかえて(和田章郎)

 明けましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。
 新たな年も、変わり無くお引き立て願えればと存じます。

 さて、例年このタイミングでは、暮れから新年にかけてのテレビ番組チェックをすることが多いです。当コラムの担当でなければブックログの方でやったりしてます。
 ただ、28日競馬が終わってからの〝1月2日〟ではそれほどの量もなく、といって国民的歌番組についてどうこう言うつもりもないのでヤメておいて、その替わりに前回につづいての18年回顧の後、19年の年頭所感?的なことについて。

 それなりにトシを取りますと、次から次に新しい知り合いと出会う、といった機会は減るものです。まあ仕事をしていれば、新たにお世話になったり、やりとりが始まる人はいますけど、若い頃と比べるとどうでしょうか、という部分はあるのかなと。
 そんな中でも、いや、だからこそ、新たな出会いは大事にしたいと思うものですが、近年、やりとりさせていただくようになる人の属性…って要するに職業に偏りがあったりするのは我が事ながら面白かったりします。
 昨年度は〝獣医〟さんが多かったでしょうか。あと、大学の先生方とか博物館などの職員さん学芸員さん、とか。もうちょっと前まで遡ると、理学療法士さんとか作業療法士さんとか、かな。

 結局のところ、自分自身の行動パターンによるのは言うまでもないのですが、きちんと対応いただけるのは有難いことだと思います。

 そういうようなおつきあいから得られた何かを、これまでの経験と重ね合わせながら、今年はもっと具体的にいろいろと考えていければな、と思ってますので、懲りずにお付き合いいただけますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 これを〝年頭所感〟に絡めるならば、「原点回帰」とか、「初心に戻って」ということになるんでしょうか。
 長らく思い描いていたことの実現への強い意志、ということで。

 さて、ここからはいつも通りに肩の力を抜いて、思い出したように年末年始のテレビ番組の話に戻ります(と言っても年末重視ですけど)。

 前回の当コラムで取り上げた石牟礼道子さんを扱った短い追悼番組がありました。
 生前のインタビューや、国と会社を相手にした水俣病訴訟問題との関わり方などを通して、人間の尊厳を問うた作品群、生き様を紹介していました。
 番組で使われた映像のほとんどは観ていたものでしたが、改めて彼女の作品は吉村昭作品とともに、深く読み込んでいこうと強く思った年の始めです。

 また前回取り上げた、という流れからすると、やっぱり国民的歌番組のことを触らないわけにいかないようです。と言うのも、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」の番組キャラクターが出たもので。
 放送前に告示がありましたから、とりあえずチェックだけでもと思って録画していたのです(大晦日の夜は自宅にいないのが常なので)。
 しかし単純に「どうやってCGにするんだろう」と思った素朴な疑問は一瞬にして吹っ飛び、ガッカリ感があったのですぐに見るのをヤメてしまいました(すみません)。

 で、こちらは余談になりますが、録画した番組を消去する前に、なんとはなしにエンディングを観たんです。そしたら「平成最後の」と謳っておきながら、昭和50年代初頭のヒット曲で締めていたのには、ちょっとだけノケぞってしまいました。
 確かにサブちゃんと、ユーミンとのコラボ(?)は豪華…だったんですかね?

 いやまあ、きちんと受信料を払い込んでいる模範的視聴者かつヘヴィーユーザーならではのくだらないつぶやきですので、ここはスルッと読み飛ばしていただければ幸いです。

 そんなこんなで平成31年、そして次の時代が到来する本年。
 あまり変わらないような、いや劇的に変わるかも(?)という期待を抱きながら、元気に過ごしていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

美浦編集局 和田章郎

和田章郎(編集担当)
昭和36年8月2日生 福岡県出身 AB型
1986年入社。編集部勤務ながら現場優先、実践主義。競馬こそ究極のエンターテインメントと捉え、他の文化、スポーツ全般にも造詣を深めずして真に競馬を理解することはできない、がモットー。期限切れしたパスポートの再申請をしておかなくては、と思っているところ。