今年も冬の北海道へ(青木行雄)

束の間の2場開催を利用して今年も休暇を取り、冬の北海道旅行を楽しんできた。先週末は北陸地方を中心に豪雪予報があったので、飛行機が無事に飛ぶかを心配したが、土曜午前の伊丹→函館便は30分遅れたものの無事に出発。今回はプラス1000円でANAのプレミアムシートというものを利用してみたが、出発までの時間はラウンジでアルコールを含めてドリンク飲み放題。機内のシートもゆったりとしており、快適なことこの上ない。おまけに美味しい機内食も頂け、満足度の高い移動となった。常にプラス1000円で利用できるわけでないのかもしれないが、これはちょっと病み付きになりそう。

到着した函館はこれまで経験したことのないような積雪で、道路脇には除雪作業で発生した雪が山積み。気温の低い日が続いており、この雪がなかなか溶けず、ドンドン溜まっていくらしい。ゆったり度満点のパークウインズ函館で数時間を過ごし、メインレースを前に馴染みになりつつある寿司店へ。絶品の穴子を頂き、その後ホテルにチェックインとなったが、市電の駅から宿への道のりは強風で吹き飛ばされそうになるほど。夕食前に宿の露天風呂を利用したが、湯の外に出ている顔は痛いくらいの冷たさだった。

ひと風呂浴びて夜の街へと出向き、知人と合流。翌朝が早かったので、そこそこの時間には切り上げたが、函館の海の幸と美味しいお酒を満喫できた。また、翌朝のホテルの朝食が何とも豪華で豪快に並べられた刺身は取り放題、イクラも豪快にすくって白いご飯に盛り付ければ、即席の海鮮丼の出来上がり。朝市で食べると何千円もするだけに、これはありがたかった。あまりの美味さにおかわりも進み、列車の時間に間に合わなくなりそうになったほど。残雪で足元をビシャビシャにしながら、何とか列車に乗り込み、無事札幌に移動できた。

除雪のノウハウがあって、いい具合に整備してくれているのだろうが、札幌に到着すると意外に函館よりも雪は少なめ。ホテルにはチェックインせず、直行でパークウインズ札幌へ。やはり函館に比べると人口が多いので、場内はそれなりの賑わい。投票窓口がない分、少し空いているフードコートに陣取り、しばし馬券を楽しんだ。13時になるといつも自分が出演しているMBSのラジオ競馬中継が開始。ラジコプレミアムで聴いていたが、放送内でときおり自分のこともいじってくれていたので、なかなか面白かった。しかし、馬券の方はまったく面白くなく、京都の9Rが当たった程度。大幅なマイナスで肩を落としてホテルに向かうこととなった。

夜は札幌の知人と合流し、お肉に海鮮と、これまた北の食を満喫。関西人のような明るいノリの新しい知り合いも出来たりなんかして、とても有意義な時間を過ごせた。ただ、会う予定だった一人の方が、インフルエンザのため来られないという残念な出来事も。北海道だけは警報レベルに達していないというようなニュースを見ていたので少し驚いたが、皆さん口々に「流行ってますよ~」と言っていた。人が密集する雪まつり会場には行かない方がいいのかなと思いつつ、2日目が終了。

前夜は結構お酒も進んだ分、ホテルでは寝落ちする形。暖房をつけていなかったのでまだ良かったが、朝起きると口の中はカラカラ。少しノドが痛く、やっちまった感があったが、そこから風邪へ移行する最悪のパターンは免れた。昨年と同じく昼間は1時間バスに揺られて豊平峡温泉へ。ここの露天風呂は広々としていて最高。夏にも行ったが、やはり雪景色が楽しめる冬の方が断然いい。名物のインドカレーも味わい、満足して札幌へ。時間も早かったので、しっかりとマスクをして雪まつり会場へ。ちょっと好きな大阪のアイドルグループが無料ライブをしていて得した気分になったが、やはり最も感じたのは外国人の多さ。雪に縁のないような国の方を多く見たので、雪まつりというイベントは新鮮で面白いのだろう。

夜は札幌出張中にいつも行く居酒屋、バーを巡る黄金パターン。最後は別の知人とすすきのをぶらり。調子に乗って予算オーバー気味に遊んでしまったが、たまにはこういうのもいいだろう。地下鉄で寝過ごして終点まで行ってしまい、そこから2駅分、歩いて帰るというオチがついて、楽しい3泊4日の北海道旅行は終了した。次は5月の新潟か。ここの土地にも知人がいれば、より楽しい旅行ができるのだが……。

栗東編集局 青木行雄

青木行雄(調教担当)
昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型
1993年入社。坂路調教担当。札幌開催時と西のローカルでは本紙予想も担当。開催日はMBSラジオ「GOGO競馬サンデー!」、BS11「BSイレブン競馬中継」に出演。間もなく平昌オリンピック。詳しい競技スケジュールはまだチェックしていないが、時差のない韓国が舞台とあって、深夜や早朝に競技が行われることはなさそう。となると、仕事と注目競技の時間がバッティングする可能性も十分。ここは通勤時間8秒という、社宅の利を最大限に生かしながら、バレないように楽しみたい。