京都開幕(青木行雄)

 今週から京都が開幕し、いよいよ秋競馬も本番といった感じ。栗東に自宅がある身としては、やはり京都は近さが魅力。渋滞することもまずないので、ものの30分もあれば到着してしまう。なので、午後からの参戦となる日曜も、4Rが終わってから出発しても、次の5Rが現地で観られるのが有り難い。

 ただ、近い分、阪神開催時は栗東残りでゆったりとしていた土曜の午後も、調教取材を終えてから慌ただしく準備をして、競馬場へ。京都開催の土曜日は、BSイレブン競馬中継のパドック解説を担当しているからだ。札幌開催時に数回出演したグリーンチャンネルのパドック解説とは違い、こちらは目についた馬を5頭ほど挙げるスタイル。出番はひとレースにつき1分少々しかないこともあり、比較的気楽にやれるのがいいところ。それでも勿論それなりの下準備は必要なのだが。今週は4カ月ぶりくらいの出演になるので、ちょっと緊張するかも。それでも楽しみではある。

 京都競馬場での食事となると、昔はお決まりの店でいつもカツカレーを食べていたが、作り手も変わってしまったようで、残念ながら好みの味でなくなってしまった。ということで、最近は専らファストフードコーナーのカレー。ただこれがお手頃な値段の割には本格的な味で、何回食べても飽きない。近頃は店員の方に「いつもどうも」と言われるまでになった。お弁当を出してもらえる特定のGⅠデー以外は、この秋も食べ続けることだろう。

 10月の京都開催でお気に入りの点と言えば、芝コースが仮柵をまったく使用しないAコースということ。記者席や放送席から見た感じも広々として開放感がタップリ。非常に気持ちがいい。京都の記者室はほぼ昭和のままでかなり狭いため、極寒期を除くと外で原稿書きの仕事をしているが、気候的にも4回京都は一年の中で最もいい感じ。集中もしやすい環境なので、次走へのメモを書く筆もスラスラと進む。

 1、2週目は人気イベントのラーメンダービーも開催。いきなりの3日間開催で我々はちょっと大変な部分もあるが、週間予報を見ると天気にも恵まれそう。ファンの皆さんには是非、現地で競馬を楽しんでいただきたいものです。

栗東編集局 青木行雄

青木行雄(調教担当)
昭和44年8月7日生 大阪府出身 A型
1993年入社。坂路調教担当。西のローカルと北海道の開催(現地滞在時)では2歳戦と3歳未勝利戦を中心に本紙予想も担当。開催日はMBSラジオ「GOGO競馬サンデー!」、BS11「BSイレブン競馬中継」に出演。札幌では本紙予想こそマズマズの結果だったが、うまく噛み合わず馬券の方がサッパリ。関西に帰ってきてからも馬券のスランプから脱し切れず厳しい戦いが続いている。開催場が替わるのをキッカケに、何とか巻き返したいものだが。