2016年トピックス(山田理子)

 年末のバタバタ。 恒例の香港国際競走が終わり、週刊誌ニュースぷらざの速報をまとめてひとまずホッとしたが、阪神・中京のあわただしいダブル開催のなか、有馬記念、年末年始の特集記事、四季報の原稿締め切りが近づき、あたふたした毎日が続いている。 2016年は本当にあっという間に過ぎていったが、出不精で普段から家にこもりがちなわりには、出会いが多かったように思う。人との出会いは、連鎖でつながる。仕事関係はもちろん、プライベートなスポーツでも、お酒の席でも。競馬関係でも競馬以外でも。新しい出会いだけでなく、古くからの知人と20年の時を経た再会も続いた。来年以降もこの縁を大事にして、自分自身とも向き合って、ゆっくりと大切に時を刻んでいけたらと思う。

 2016年、週刊トレセン通信の担当はこれで最後。JRAでどんなトピックがあったのか。振り返ってみます。

・JRAに外国人騎手誕生

・改正競馬法成立、2016年秋より海外馬券発売の見通し

・武豊騎手記録ラッシュ
 1月 シンザン記念で29年連続重賞勝利
 3月 JRA史上初の通算3700勝
 10月 JRA重賞通算300勝
     (12月 朝日杯FS優勝なら、JRAGⅠ完全制覇)

・リアルインパクト豪GⅠ勝利、香港カップでエイシンヒカリ、香港マイルでモーリスが優勝

・藤田伸二騎手が引退

・後藤浩輝騎手逝去

・札幌でワールドオールスタージョッキーズ開催(来年も)

 2016年の目玉は何といっても「海外馬券の発売」でしょうか。売る側も、買う側も、情報を提供する側もみんな手探り。新たな大きな一歩です。

栗東編集局 山田理子

山田理子(調教・編集担当)
昭和46年6月22日生 愛知県出身 B型
水、木曜のトレセンではCWをお手伝いしながら障害コース、Bコースを採時。日曜は隔週で坂路小屋へ。調教時間が何より楽しく、予想で最重要視するのは数字よりも生身の馬の比較。人気薄の狙い馬、危ない人気馬を常に探している。09年より関西障害本紙を担当。週刊誌では15年より新たに「注目新馬紹介」のまとめ役を引き継ぎ、新馬の観察に一層力が入っている。